平成27年度指導監査結果について
指導監査の結果通知が平成27年9月3日付にて到着しました。
三重県健康福祉部福祉監査課へ文書での改善報告が必要な(改善事項)につきましては、
今回はまったくありませんでした。
(指導事項)は14点ありました。内容及び改善策は下記のとおりです。
1:定款については第1条の事業目的の記載を定款準則に準拠させること。
…理事会にて定款変更承認を受けたのち、ただちに修正した定款を申請いたします。
2:法人の代表登記について、組合等登記令に基づき2週間以内に行うこと。
…次回平成28年4月1日の新理事長選任後、速やかに登記を行います。
3:役員関係書類を、次のとおり整備すること。
①役員名簿を作成すること。
…役員名簿一覧が抜け落ちていたため、ただちに作成しました。
②親族等の特殊関係申立書を全員から徴取すること。
…特殊関係のある役員のみ申立書を徴取していたので、特殊関係がない役員からも、「特殊関係はありません」という申立書を徴取します。
③欠格事項に該当しないことの申立書を徴すること。
…全員から「欠格事項に該当しない」旨の申立書を徴取します。
4:苦情解決体制を説明した掲示物に、第三者委員の連絡先を記載すること。
…電話番号が抜けていたため、修正しました。
5:契約事務について、貴法人経理規程第68条第2項により、契約書を省略する場合においては、契約の適正な履行を確保するため、請書その他これに準ずる書面を徴すること。
…一部の工事契約において、請書等がありませんでしたので、次回契約発生時には適正な事務手続きを実施します。
6:小口現金制度について、経理規程に基づき、補充後の金額が限度額である50,000円になるように処理すること。
…50,000円ちょうどに戻すように処理していない場面があったため、監査後すぐに改善を行いました。
7:収入支出に伴う証拠書類について、会計伝票との関連を明らかにしておくこと。
…監査後、証拠書類(請求書等)に伝票番号を記載し関連性を明らかにしました。
8:就業規則について、次のことを見直すこと。
①妊産婦の労働時間制限(労働基準法第66条)に関する記載がない。
…記載漏れであったため、次回理事会後、承認を受けて就業規則の改定を行います。
②職員に付与している半日休暇が、規則に明記されていない。
…記載漏れであったため、次回理事会後、承認を受けて就業規則の改定を行います。
9:職員の健康管理について、衛生管理者を選任し、職員の健康維持・増進に努めること。
…衛生管理者の免許を持つ職員が定年退職のため不在となっていました。資格取得を啓蒙し、できるだけ早く有資格者を配置していきます。
10:職員採用時の健康診断について、必須項目に漏れの無いよう実施すること。
…一部の項目に漏れがあったため、監査以降、改善しました。
11:職員研修について、人権にかかる研修を実施すること。
…すでに9月1日に人権研修に職員を派遣しました。さらに9月10月11月の権利擁護推進員研修へも職員を派遣予定となっております。
12:受水槽の水質検査について、厚生労働大臣の登録を受けた者による検査を年1回以上受けること。
…水質検査は実施していましたが、業者が登録外であったため、9月29日に三重県環境保全事業団の水質検査を実施します。
13:感染症対策委員会について、定期的(おおむね3ヶ月に1回以上)に実施すること。
…インフルエンザ、ノロウイルスの流行前・流行期に集中して開催していたため、監査後、定期的に開催するよう改めました。
14:身体拘束について、やむを得ず行う場合は、その経過を記録に残すこと。
…同意書等に不備はなかったものの、経過記録の内容が乏しいものであったため、監査後ただちに改めました。
以上、平成27年度指導監査結果および改善報告でした。